Apple と Samsung の急速充電器はどう選ぶ?PD と PPS の違いを徹底解説

同じUSB-C充電器でも、iPhone と Samsung では充電速度に差が出ることがあります。その理由は急速充電規格(プロトコル)の違いにあります。本記事では、Apple Samsung の急速充電技術の違いを分かりやすく解説し、さらに両方に対応できるユニバーサル充電器の選び方をご紹介します。

同じワット数でも速度が違う?鍵は「プロトコル」

多くの人は充電器を選ぶ際、ワット数だけを確認しがちです。しかし実際には、どの急速充電プロトコルに対応しているかが非常に重要です。

iPhone の場合、充電器が USB Power Delivery(PD) に対応していれば急速充電が可能です。
一方、Samsung のフラグシップ機で最大性能を引き出すには、PPSProgrammable Power Supply への対応が必要となります。

ポイント:同じワット数でも、プロトコルの違いによって充電速度は大きく変わります

急速充電の基礎:USB Power Delivery(PD)とは?

USB Power Delivery(PD) は、現在主流となっている急速充電規格で、電圧と電流を機器側と協調制御しながら、安全かつ効率的に充電を行う仕組みです。
• プロトコルが有効にならない場合、iPhone と Samsung ともに5Vの通常充電に戻ります
• PD は Apple と Samsung の共通急速充電規格です
多くのPD充電器は両方で急速充電を有効にできます
プロトコルが起動しない場合、高速充電は行われず 5V 動作に制限されます。

Apple の急速充電:安定性と互換性に優れたPD

Apple(iPhone)は主に USB-PD を採用しています。

  • 特徴:安定・安全・高い互換性
    • 一般パワーレンジ:27W40W(発熱とバッテリー寿命を考慮した設計)
    • メリット:PD 対応充電器であれば、ほとんどの製品でフルスピード充電が可能で、充電器選びが容易

Samsungの急速充電:より効率的なPPS技術

SamsungはUSB-PDに加え、PPS(Programmable Power Supply)にも対応しており、電圧と電流を動的に調整することで効率を向上させ、発熱を抑え、バッテリー寿命にも有利です。
PPS 対応充電器を使用することで、Samsung フラグシップ機の Super Fast Charging(SFC)モードが有効になり、PD のみの場合よりも高速かつ効率的な充電が可能になります。

AppleとSamsungの急速充電規格比較

項目

Apple

Samsung

主な急速充電規格

USB Power Delivery(PD)

USB Power Delivery(PD)

PPS 対応

❌ 使用しない

✅ 対応(SFC)

表示

Fast Charging

Fast / Super Fast Charging

充電方式

PD:固定電圧

PD + PPS:電圧・電流を動的制御

充電器要求

緩い(選びやすい)

厳しい(PPS必須で全速)

非急速充電時

5V 通常充電

5V 通常充電

Apple と Samsung 両方に対応できる充電器の選び方

iPhoneユーザーにおすすめ

  • 重点:安定性・耐久性
  • USB-PD対応を確認
  •  推奨ワット数:
  • iPhone 基本モデル:20W以上
  • Pro Max / MacBook Air:30W〜70W
  • MacBook Pro:70W〜140W

Samsungユーザーにおすすめ

  • 重点:PPS対応
  • 推奨ワット数:25W PPS対応

ユニバーサル充電器を選ぶための条件

iPhoneのPD急速充電とSamsungのPPS急速充電を両立するには、以下の条件が重要です。

  1. USB-PD対応(両ブランド共通)
  2. PPS完全対応(Samsungフラグシップ向け)
  3. マルチデバイス対応(スマホ+タブレット+ノートPC)

これらを満たせば、ほとんどの使用シーンをカバーでき、ブランドごとに充電器を買い分ける必要がなくなります。

おすすめ:Innergie デュアルUSB-Cユニバーサル急速充電器(PD & SFC 対応)

参考情報

  1. Samsung Official
  2. USB-IF
  3. Apple Official